『瑪瑙の剣』は、厨二心を刺激するダークな世界観・美麗なイラストが魅力のカードバトル!
今回は、ゲームマーケット2014春で頒布された『瑪瑙の剣』をプレイしました。夫婦二人で遊びましたが、ルールは簡単なのにかなり白熱して盛り上がれるカードゲームです。
『瑪瑙の剣(めのうのけん)』は、クリエイターおいしいたにしさんによるカードゲーム。2014年のゲームマーケット春では、販売開始から1時間ほどで完売した人気作です。2015年にはさらにパワーアップした再販版も発売されています。
今回は、『瑪瑙の剣』のゲーム内容やルール、夫婦で遊んでわかった感想・レビュー、ゲームの面白いところを紹介します。「たまたまショップで見かけた」「遊んでみるか迷っている」という人の参考になったらうれしいです。
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瑪瑙の剣(めのうのけん)ってどんなゲーム?

はじめに、「瑪瑙の剣」のゲーム内容やルールについて簡単に解説します。
「瑪瑙の剣」は、おいしいたにし氏が発表したカードゲームです。ゲームマーケット2014春で初頒布され、2015年春にはカードを4枚追加した再販版も頒布されています。

2014年のゲームマーケット春では、販売開始から1時間ほどで完売したほどの人気で、イエローサブマリンなどのボードゲームショップでも販売されていました。現在はCOMIC ZINの通信販売で購入できます!(2026年2月時点)
おいしいたにし氏は、イラストレーターやゲームブック製作者などさまざまな肩書きで活躍されています。『瑪瑙の剣』のイラストも美しく、ゲーム独特の世界観が表れています。
通常の取説だけでなく、わかりやすい「とりせつマンガ」も入っているので、説明書読むのが苦手な人でもとっつきやすいと思います。ストーリーが頭に入っていたほうがゲームも楽しいですよ!なお、「とりせつマンガ」などの印刷データは公式サイトからダウンロードも可能です。
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瑪瑙とは?
ちなみに、瑪瑙(めのう)とは、アゲートやアゲットとも呼ばれる宝石のこと。パワーストーンとしても人気で、石言葉は「調和」や「共生」だそうです。模様によっては、憎しみといった他者からの邪悪な感情を防ぐような効果もあるといいます。
パワーストーンでは魔除けのような意味合いが強いようですが、このゲームの瑪瑙の剣は、人の邪悪な感情を好んで食らっているように思えますよね……!
『瑪瑙の剣』のルール・遊び方
続いて、『瑪瑙の剣』の具体的な遊び方やルールを紹介します。
基本ルール
ゲームの進め方はとっても単純。基本は2~4人のプレイヤーで順番に手札を出していくだけです。プレイヤーが脱落し、最後の1人になった人が勝利します。
プレイヤーができるのは、基本的に手番では山札からカードを1枚引き、カードを1枚出すのみ。

カードは、攻撃カード・追撃カード・反射カードなど、全部で11種類。攻撃カードに追撃カードを加えてダメージを増やしたり、相手の攻撃を反射カードで返したり、ただカードを出していくだけなのにかなり盛り上がります。
このように、多様なカード効果を利用しながら他のプレイヤーたちを蹴落とし、最後の1人になることを目指すゲームです。
「業」のシステム
「業」のルールが独特でおもしろいポイントです。業は、いわば「瑪瑙の剣が欲しいと思う欲」のことで、プレイヤーとの攻防の末、業がなくなってしまうと瑪瑙の剣をあきらめて脱落してしまうのです。ゲーム内では、業のチップで表現されます。

プレイヤーはタイトルでもある「瑪瑙の剣」を探しに旅に出る最中、ライバルである他のプレイヤーと攻撃や反撃を繰り返して前に進みます。ダメージを受けたプレイヤーは、攻撃したプレイヤーに業チップを1枚渡すので、攻撃するたび、人を傷つけるたびに業を増やしていくわけです。
業は、時にはイベントカードによって減ったり、他のプレイヤーと業の数を交換したりと、ゲームの勝敗に大きく関わる要素です。
「瑪瑙の剣」カード
タイトルでもある「瑪瑙の剣」はカードとして実在しています。「瑪瑙の剣」カードは、ゲーム開始時に山札の下のほうに仕込むルールです。つまり、プレイヤーが順に山札を引いていくたび、求めている「瑪瑙の剣」に近づいていきます。
ゲームが終盤を迎えると誰かが瑪瑙の剣カードを引き当てることになるのですが、瑪瑙の剣は自分にふさわしい持ち主を探す呪いの剣です。引き当てたからといって勝者になれるわけではないのが面白いポイント。
誰かが瑪瑙の剣カードを引いたら、剣による裁きが行われます。瑪瑙の剣カードを引いた人の左隣から時計回りに業を確認し、業が8以上あった1人は脱落! 2人プレイの場合、その時点で勝者が決まります。

山札が減っていくたびに、いつ瑪瑙の剣カードを引いてしまうのかかなりドキドキします。他のプレイヤーを蹴落とすことばかりを考えて業が増えてしまうと裁きを受けるので、終盤ほど業の管理も重要です。
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瑪瑙の剣の面白いポイント4選

だいたいのルールやストーリーがわかったところで、『瑪瑙の剣』の面白いところを4つ紹介します。ゲームがさほど得意ではない私が「いいな!」と思ったポイントをまとめました。
シンプルで理解しやすいルール
プレイヤーたちは、瑪瑙の剣の呪いによって争いを強いられてしまいます。プレイヤーはお互いを殺し合うために攻撃カードを使い、最後の一人になるまで殺し合いを続けます。
こんな恐ろしいストーリーがありますが、プレイヤーの行動はとてもシンプル。カードを引いて、アクションするのみです。カードゲームをしたことがある人なら、すぐに理解できるルールだと思います。対象年齢は10歳以上みたいですが、小学生になりたてくらいでも理解できる子も多いんじゃないかなーという印象です。
カード効果や使用できるタイミングも、すべてのカードに記載があります。「あれ、このカードってこういうとき使えるんだっけ?」となって、プレイを中断して取り扱い説明書を広げるのはボードゲームあるあるですよね……。その点『瑪瑙の剣』はルールもシンプルだし、カードも親切なのでスルッとゲームを始められるのが良いですね!
戦略性をもたらすカードたち
ただ、このシンプルなゲームに、バラエティ豊かなカードが戦略性をもたらしているのがこのゲームのすごいところです。先にもお話しした「瑪瑙の剣」カードや、業の増減が起こるイベントカードなどもそうなのですが、アクションカードの絶妙な力関係とルールがたまらないんです。

他のゲームの名前を出すのは作者さまに失礼かもしれないのですが、このゲーム、UNOが好きな人はハマりやすいと思います。というのも、攻撃を反射・追撃・相殺できるルールが、UNOでいう攻防のワクワクとイライラ(笑)を思わせるからです。
『瑪瑙の剣』の攻撃カードはA・B・Cの3種類あり、同じ種類のカードはまとめて出すこともできます。基本攻撃カードが与えるダメージは1ですが、複数出すことでより多くのダメージを与えられるルールです。そして、他のプレイヤーによる攻撃は、同じ種類の攻撃カードで相殺することができます。「攻撃A」を2枚出されたら、「攻撃A」2枚を出せばダメージ0でなかったことにできるんです!(うち1枚を相殺、なんてこともできます。)
また、すべての攻撃を相手に返すことができる反射カードも秀逸。追撃や同じ種類の攻撃を積んだ大量ダメージでもまとめて相手に返すことができます。しかも、反射された攻撃をさらに反射することも……。相手に攻撃を反射されたときには叫ばずにはいられません。

夫相手だったのでなんとかなりましたが、初対面の人と親睦を深めるためのゲームとしてはおすすめできません!喧嘩になる!笑
厨二心をくすぐるストーリーとデザイン
『瑪瑙の剣』の魅力はストーリーやデザインにあると思っています。瑪瑙の剣を求めた旅に出た者が、剣の呪いを受けて最後の一人になるまで争い続けるというストーリー。ボードゲームやカードゲームにはストーリーが添えられているものも多いですが、内容にストーリーがここまで反映されたゲームも珍しいかなと思います。
「瑪瑙の剣」を引き当てたときに剣に食われる仕組みや、業のシステムはまさにストーリーを反映したルールですね。粋ですよね。

パッケージを見たときに「面白そう!」と思ったのは、このあふれ出る「冒険」感、「戦い」感、「血生臭い」感! 私や夫の厨二心を刺激したわけですね。カードデザインもさることながら、体力カウンタや業チップのデザインもかっこよくて、アングラな感じがしてたまらないです。中学生のときにこのゲームに出会いたかった……。
叫びたいセリフで盛り上がれる
このゲームでは、カードを出すときに上部に書かれたセリフを読み上げることが推奨されています。これがね、良い。
例えば攻撃のときには「くらえ!正義の刃!」と叫びます。ちょっと恥ずかしくても、ぜひ叫んでみてほしいです。楽しいから。叫んだほうが絶対に楽しいからです。
特に攻撃を相殺するとき、反射するときなど、プレイヤーとしての技巧が光るときには感情込めて叫んでほしいと思います。

我が家では、反射カードのセリフ「それは残像よ」が夫婦の間でしばらく流行りました。日常生活でも使いたくなるセリフが多いので、家族とのちょっとしたコミュニケーションにも役立ちます。
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できれば4人でのプレイがおすすめ
我が家では夫と2人でプレイしたのですが、このゲームはやっぱり4人で遊びたい。2人でもじゅうぶん楽しいのですが、やはりルールがやや単純になりやすぎる傾向がありますね。
2人だと、手札の選択肢が少なくなりやすいのが原因だと思います。

2人プレイの限界を感じたのは、「他のプレイヤーから手札を1枚盗む」効果のカードを使ったとき。妻から反射カードを盗んでしまったので、妻はその後反射カードに怯えて、自分が反射カードを引くまで攻撃的なカードを出せなかったんですよね。
2人だと相手の手札がわかったり、業のやり取りが単純になったりするので、どうしても戦略が少なくなってしまうというのはやはり少し残念でした。
このゲームを最大限楽しむなら、ぜひ4人でプレイしていただきたいです! 私もボードゲームに付き合ってくれる友達が来たときに相手になってもらおうと思っています。
まとめ

『瑪瑙の剣』はシンプルなルールで覚えやすいカードゲームです。ダークな世界観を表現したカードやルールによって、プレイするたびに違った戦い方ができるので、何度でも楽しめます。心の中の中二男子を刺激するようなセリフを叫びながらプレイすると、世界観にさらに入り込めるのでおすすめです。
気軽に頭を使えるカードゲームで対戦したい人や、セリフを言いながらカードゲームで盛り上がりたい人にはぜひ遊んでもらいたいゲームです。『瑪瑙の剣』をぜひ遊んでみてくださいね!
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