大絶賛!競りゲーム『翡翠の商人』|ルールをイラスト付きで簡単解説

心理戦・駆け引き系
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『翡翠の商人』は、簡単ルールなのに本格的な駆け引きが楽しいオークションボードゲーム!

『翡翠の商人』はカード56枚だけを使った超シンプルな競りゲーム。説明書も1枚だけで完結するほど簡単なのに、駆け引き・心理戦がガッツリ楽しめるボードゲームです。

プレイヤーは交易商人として、場にあるカードを競り落として得点を競います。競りは自分が欲しい枚数を宣言していきますが、一番少ない枚数を宣言した人が落札できるルールです。たくさんのカードを集めるために大きな数を宣言するも良し、あえて少ない数を宣言してカードの獲得を急ぐも良し。チキンレースのようなヒリヒリ感も味わえます。

本記事では、『翡翠の商人』の詳しいルールや遊び方をイラスト付きで解説します。また、『翡翠の商人』を遊んで面白いと思ったポイントや、プレイヤーたちの評価も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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翡翠の商人ってどんなゲーム?

翡翠の商人 パッケージの写真
  • ジャンル:競りゲーム
  • 対象年齢:10歳以上
  • プレイ人数:2人~5人
  • プレイ時間:約20~30分

『翡翠の商人』は、2019年5月にスパ帝国から発表されたボードゲームです。簡単に言うと、このゲームは場のカードをオークション形式で取り合う競りゲーム

やることは場のカードを見て、順番に「何枚欲しいか」を宣言するだけ。一番少ない枚数を宣言した人がカードを獲得できるので、相手の欲しがっているカードを予想して邪魔したり、自分の欲しいカードをジャンジャン集めたり、シンプルなルールながら本格的な心理戦や駆け引きが楽しめます。

現在は生産されていないので手に入りにくいですが、Amazonにも中古商品の取り扱いがあり、メルカリや駿河屋、イエローサブマリンなどでも見かけることがあります。

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翡翠の商人のルール【イラスト付き解説】

翡翠の商人 遊び方 イラスト

『翡翠の商人』の遊び方を簡単にイラスト化してみました。『翡翠の商人』は、場に並べた8枚のカードのうち、「何枚欲しいか」を順に宣言していくオークションゲームです。より少ない枚数を宣言した人がカードを獲得でき、最後の1人になるまでオークションを繰り返します。

7ターン繰り返して、得点が最も高い人が勝利になります。得点の計算方法はカードの種類によって異なるので、相手が何を集めているかを見ながら競りに参加するのがポイントです。

次の章から詳しいルールを解説します。

ゲームの流れ

まず、『翡翠の商人』をプレイする一連の流れをザックリとまとめました。

  1. カードをシャッフルして最初のプレイヤーを決める
  2. 山札から8枚を表にして場に並べる
  3. 最初のプレイヤーから時計回りに欲しい枚数を宣言
  4. 最も少ない枚数を宣言したプレイヤーが好きなカードを選んで獲得
  5. カードを取ったプレイヤー以外でもう一度競りを行う
  6. 最後の1人になるまで3~5を繰り返し、最後の1人は残りのカードを獲得
  7. 最後にカードを取ったプレイヤーから次のラウンドを始める
  8. 7ラウンド繰り返す
  9. 集めたカードで得点を計算し最も多いプレイヤーの勝利

プレイヤーはオークションを7ラウンド繰り返して、周りよりも高得点を目指します。

競りのやり方・ルール

続いて、このゲームの醍醐味である競りのルールを説明します。大きなルールは「前の宣言よりも低い数字を宣言する」「パスで勝負を降りられる」「〇枚取って1枚返す」の3つです。

翡翠の商人 競りのルール イラスト

競りでは、最初のプレイヤーから時計回りに獲得したい枚数を宣言します。宣言するのは、前のプレイヤーが宣言した数よりも少ない数でなければなりません。例えば「6枚」と宣言されたら、次のプレイヤーは5以下の枚数を宣言します。(もちろん、場にあるカードよりも大きい枚数は宣言できません。)

また、2ラウンド以降は「〇枚取って1枚返す」という宣言もできるようになります。この宣言で競り勝った場合、場からカードを選んで取ったあと、獲得済みのカードから任意の1枚を場に返却することが可能です。なお、贋金は返却することができません

この「〇枚取って1枚返す」という宣言は、〇枚よりも0.5低い宣言として扱います。例えば、「2枚」と宣言したあと、隣のプレイヤーは「2枚取って1枚返す」と宣言が可能です。

つまり、1ラウンド目は「1枚」が最小、2ラウンド目以降は「1枚取って1枚返す」が最小になり、宣言と同時にそのプレイヤーのカード獲得が決定します。

競りの最後の1人は残りのカードをすべて獲得する

ポイントになるのが、競りは最後の1人になるまで何度も行われるというところです。

最も少ない枚数を宣言したプレイヤーが競り勝つルールなので、「1枚取って1枚返す」(1ラウンド目の場合「1枚」)と宣言すれば周りはパスしか選択できないため、確実に獲得できます。「絶対にこれがほしい」「取れないと負けちゃう!」というカードがあれば積極的に試したい手です。

ただし、誰かがカードを獲得しても、残りのプレイヤーで競りは続きます。競りを続けて、最後の1人は場に残ったすべてのカードを獲得できるので、安易にみんなが少ない枚数を宣言し続けると、最後の1人はより多くのカードを獲得することになってしまうのです。

夫

競り勝つことだけを考えず、他のプレイヤーの欲しいカードもチェックしながら動きたいところです。

特に2人で遊ぶ場合は、自分が獲得したカード以外はすべて相手のものになります。少ない枚数を宣言して任意のカードを選べたほうがよいのか、勝負から降りて残りのカードを獲得したほうが得なのか、かなーーーり頭を使います。唸っちゃうくらい面白いです。

得点の計算方法

7ラウンドが終わったら、獲得したカードの得点集計を行います。得点の計算方法はカードごとに異なります。

翡翠の商人 カードの種類 イラスト

特に、金と贋金の関係性が面白いです。どちらもカードに書かれた数字をそのまま得点として計算できますが、贋金は金の合計を上回ると0点になってしまいます。競りのルールを活かして、相手に贋金を押し付けるのも良い戦略です。

夫

「翡翠を集めよう」と決めていたのに、場にちっとも出てこない!ということもしばしば。最初のラウンドでは「これを集める」と決めつけすぎないのも大切です。

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翡翠の商人の2つのめちゃ推しポイント

私たち夫婦は多くボードゲームで遊んできていますが、『翡翠の商人』は遊びながら「このゲームめっちゃ面白いぞ……」と唸ってしまう面白さでした。この章ではどのような点で面白いと思ったのか、『翡翠の商人』の魅力を解説します。

シンプルルールで本格的な駆け引きが楽しめる

緻密なルールづくりが本当にすごい。『翡翠の商人』を開発したスパ帝氏のコンセプトが「小さく完璧なゲームを作ろう」なのですが、まさにその通り! 大人数で遊ぶと相手を邪魔したり自分の手を進めたりするオークションゲームなのですが、心理戦が好きな人には2人プレイが特におすすめです。

2人で遊ぶときは競りは1ラウンドで1回のみ。少ない数を宣言して相手のパスを促せば、自分の好きなカードを獲得できますが、その代わり残りのカードはすべて相手のものになってしまいます。

例えば次のような場になったケースで考えてみましょう。(中央が場、手前が妻の手札、奥が夫の手札です)

翡翠の商人 遊んでいる写真

場には香辛料と金、翡翠が並んでいます。例えば控えめに「2枚」と宣言してパスを促せば、場の翡翠や金を獲得できるかもしれません。ただし、そうなると他の6枚のカードはすべて相手のもの。もし香辛料がたくさん獲得できるので、香辛料を1番多く集めたプレイヤーに与えられる24点を献上することになってしまう……。かなり頭を使います。

妻

現段階で私の手札は贋金が金を上回っているので、残りのラウンドによっては金の獲得も急ぎたいところ。長考の末「3」と宣言したところ、翡翠集めに尽力していた夫が「2」を宣言。パスを選択して翡翠を明け渡すことに。でも無事に金を獲得! 贋金の0点化を防ぎ、かつ香辛料も獲得できました!

このように、「こうしたら相手はどう返してくる?」「次の手はどうなる?」と先を読みながら考えるのがすごく面白いゲームです。つい長考しちゃうけど、勢いや相手の出方に任せるのも大事!

すぐにゲームを始められる手軽さ

『翡翠の商人』で使用するのはカードのみ! すべてのカードをよくシャッフルしたら始められるので、思い立ったらすぐに始められるのは大きな魅力です。

妻

「遊ぼうかなー」と思っても、あれこれ準備するのが面倒になりがちなボードゲーム。やるか!と思ったらすぐに始められるのは個人的にかなりポイント高いです。

プレイ時間も20分程度なので、ちょっと時間があるというタイミングで遊びやすいのもメリット。遊ぶゲームに迷ったときにも、気軽な気持ちでつい手が伸びやすいです。


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翡翠の商人を遊んだ人の評価・レビューをチェック!

記事の終わりに、『翡翠の商人』で遊んだ人のレビューを各サイトから集めたのでご紹介します。

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だんだん競り下がっていくダッチオークションのようなシステムのカードゲーム。

「一番少ない獲得カード枚数を宣言した人が優先的にとれる」という方式で、カードを競りで集めていく。

ルールはシンプルなので競りゲームの入門編としてもいいかも。

競りゲームでは珍しく2人から遊べます。

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ルールとゲームバランスがとにかくシンプルで美しく、磨き上げられた宝石のようなゲームです。説明書を読んだ直後は、「えっ、これだけ? これでゲームが回るの?」と疑ってしまったほどでした。

やることは「自分がほしいカードの枚数を言う」、ほぼこれを繰り返すだけです。プレイヤー全員がほしい枚数を言って、一番少ない枚数を言った人から順にカードをもらえます。ですから、自分のほしいカードがほしい枚数手に入ることは滅多にありません。ダメ元でたくさんの枚数を取ろうとするか、絶対にほしいカードを1枚だけでも確実に取るか、その中間でバランスをとるか。いわゆる「ケーキの切り分け問題」に通じるところがある苦しいジレンマです。

勝利点となるカードは「翡翠」「金」「贋金」「書籍」「香辛料」の5種類あり、どのように集めるか、何枚集めるかによって勝利点が変わります。しかも、どのカードを集めるルートを選んでも勝てる可能性があるため、場のカードや他のプレイヤーの集め方を見ながら、自分がどのようにカードを集めるべきかを考える楽しさもあります。

シンプルなルールと短時間で「競り」と「セットコレクション」の楽しい部分、そしてジレンマを味わえる名作だと思います。

これめっちゃ面白くないですか?箱のサイズ、コンポーネントのシンプルさと面白さの比でいったら自分の経験した中では5指に入ると思ってます。絶版になっているようで価格が上がっているのに、購入してしまったほど好きです。

(中略)

ゲームとして面白いのもそうなんですが、芸術点が高い(イラストとかの話ではなくて)。このルールブックの簡潔さ、使うのは56枚のカードだけで、この面白さ、やばくないですか。モダンアートは競りの方法で多様性を出していましたが、翡翠の商人は競りをした結果の得点ルールで多様性を出し、しかもそのバランスをしっかり成立させています。

自分は競りゲーってセンスを問われるのがちょっと苦手だったんですけど、このゲームは競りの値がざっくりしているし、「それはないわぁ」、って思われるようなプレイも起こりにくいので、僕みたいな小心者、初心者でも安心してできるじゃないかと思います。

私はナショエコでボドゲにはまったので、同じ作者ということで贔屓目もあるかもしれないんですが、ボドゲカフェにあったら一回やってみてほしいです。多分面白いので。

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推奨人数は2-5人になっているけど、個人的には3-4人が良いと思う。2人だと競りの獲得枚数がそこそこ多く、あまりヒリヒリしない。5人だとそもそも獲得できる枚数が少なく、香辛料と金でほぼ決まるイメージ。

プレイ感はチキンレース的な逆競り。これ以上減らしたら欲しいものが取れなくなってしまうけど、先に取られたら…なんてことを考え続けるゲーム。
先手を打って気持ち少なめに言ったら、相手はもっと下回ってきて…といった心理戦も楽しめるし、それを横目にコツコツと書籍や翡翠を集めたりと、それぞれのプレイヤーの性格や戦略も反映されやすい。
ルールも明快で非常に分かりやすい。カードのみなので持ち運びにも便利。おすすめ。

レビューでは、「めっちゃ面白い!」「ルールの完成度が素晴らしい」など、ルールの美しさに対する好意的な意見が多く見られました。また、競りゲームの入門編としておすすめする声も多かったです。いままでボドゲファンのいろんな口コミを集めてきましたが、このゲームのファンには文章力の高い人が多い印象を受けました(笑) 熱意ある口コミが多くて読んでいて面白かったです。

一方、「2人で遊ぶと大味すぎる」「5人ではほぼ遊べない」といった意見も散見されました。私としては「これは2人用ゲームと言ってもいい!」というくらい2人プレイが面白かったのですが……確かにヒリヒリ感は少ないのかも……(実際私たちも何回か遊んで、引き分けになることも多かった)。

プレイ人数についての意見は分かれていたので、好みによる部分が大きいと思います。どうしても失敗したくない人はボードゲームカフェなどで一度遊んでみてからの購入がおすすめです。

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まとめ

翡翠の商人 カードの写真

『翡翠の商人』は、私たち夫婦が遊びながら唸ってしまうほど面白いボードゲームです。競りゲームはほとんど遊んだことがなかったのですが、すぐにルールを理解できるので入門にもおすすめできます。

「自分がこう動いたら、相手はどう出るか?」「相手は場にあるどのカードが欲しいのか?」など、相手の出方を見ながら動かなければならないので、かなり頭を使います。最大5人まで遊べますが、2人だけでも駆け引きが生まれてとても楽しいです。

本記事を参考に、ぜひ『翡翠の商人』で遊んでみてくださいね!

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